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アキコとしては・・・

今日はずっと地下室にいる。

実は新しい暖房設備にまだ成功していなくて、毎朝もう寒くて寒くて。

ヨーロッパはセントラルヒーティングだから真冬でも家の中では半そでTシャツなんていう記事を以前はよく目にしたけど、そういうのは原発あっての話でしょって感じ。

まぁ、私は寒い群馬育ちだから結構ヘーキだったりするけど、でも体がずっと緊張している感じで肩がこる。

この家は丈夫だけど古いからちゃんと暖めてあげたい。

アキコを守ってくれる大好きなこの家。

この家はマーティンがエリックおじいさんから譲り受けた家。

1970年に作られた地下の暖房設備はつい最近まで石油で動いていた。

石油に頼る暮らしから早く抜け出したかったんだけど、アキコは現金主義だから、借金はしたくなくて、今年まで手付かずになっていた。

この町の自治体暖房設備(町から温水が配給されるシステム)が私の通りまで伸びたらそれにしようかとも考えたんだけど、エネルギーの相談員をやっている人に聞いたら、そうすると自治体の管轄下になるから自由が利かなくなるよ、と言われて、よく考えてみたら、自由を愛するアキコにはそれは向かないんだと納得。

一番いいのは太陽熱だけど、アキコの貯金で買えそうな太陽パネルだけでは、冬の家を暖めるには足りないみたいで、太陽パネルと何かほかの熱源を併用するのがよさそうだということがわかった。

それで行き着いたのが薪だった。薪なら、原発いらないし。

太陽パネルはそれを作る工場とか、多分いまは原発に頼っているんじゃないかな。

木は土と太陽と雨があれば育ってくれる。あときれいな空気。

だからアキコとして、土や空気をあまり汚さない暮らしをしたら、木を燃やさせてもらってもいいかなと思う。

まぁ、完璧ではないけど・・・。

薪を燃やすと煙突から煙と一緒に細かい欠片が大気に巻き散らばる。

でも色々と考えた結果、今アキコにできることは、70年代からこの家を暖めてくれた暖房機械で薪を燃やすことだった。

薪はできる限り得体の知れている木を使うつもり。

今あるのは、マーティンのカリン母さんの夏の小屋で、嵐で倒れた木たち。

この間、急遽、買ったのは、知り合いの有機農家さんの森からの木。

大企業に頼らない暮らし。

もっともっとシンプルに。

さてと、今日はやっと成功しそう。

もっと薪を焚かなくちゃ!

そうだ、今日はスウェーデンのルシア。火に感謝する日だとアキコは解釈している。女の子たちが火を頭に飾って町を歩くから。

それから今日は同居人のダヴィッドの誕生日。家がちゃんと暖かくなるといいなぁ。
by akiko-gf | 2010-12-13 18:25 | dwelling