まだ欠けている - still missing -

おじいちゃんから、「お前も我が強いところがあるから気をつけなさい」と言われて育った。

今も自分で、まだまだ我が強いなぁ、と思うことがある。

生まれ育った国ではないここで暮らすご縁をもらって、もうすぐ17年になる。

どうしてわたしはここにいるのか。

日本の人にも、スウェーデンの人にも、同じことを聞かれる。

「アキコはどうしてひとりでスウェーデンにいるの?」

自分で納得するということが、私にとっては大切なこと。

ここに「何か」のご縁があるから、ここに来たんだと考えている。まだその「何か」が何なのかわからないから、ここにいるんだと思う。

もし、わたしの我の強さがそうさせているのであれば、我の強さから自分を解放するために、ここが用意されていたのかもしれないな、と思ったりもする。

暮れに友達と話していたとき、彼女がこんなことを言った。

「アキコさんみたいに、なんでも真剣にとらえて、それを追及する人って、あんまりいないかも」

たぶん、この性格はおじいちゃんから受け継いだんじゃないかなと思っている。

おじいちゃんも我の強い人だった。

わたしが「謙虚さ」を身につけたら、おじいちゃんの魂にもそれが伝わるかも。

スウェーデンとか、今わたしがいる環境は、実際に「謙虚さ」を身につけるためのいい道場になっている。

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ここ二年ほど、現実ばかりに集中しすぎて、目に見えないものを感じて感謝する時間を疎かにしてしまったと思う。だから今年はそういう時間が欲しい。それがとにかく欠けていた。

猫たちがわたしの視線をずらしてくれる。何かに熱中しすぎてしまうところのあるわたしの意識を他へとそらしてくれる。ありがたい。

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人生の意味を深く問いつめて生きたおじいちゃんに育ててもらって、一緒に過ごした日々の意味は本当に奥深い。

命をもっと大切にしようと思う。

毎日をもっと大事にして生きようと思う。

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12月のコペンハーゲン会議で、経済を命よりも最優先する社会を作るようなことに対して自分自身を奴隷化している世界のリーダーと呼ばれるような人たちや、交渉の場での駆け引きにやっきになり、協力しあうということに関心を示さない各国政府役人の顔を見ていて、色々と感じるところがあった。

国際会議でいつも感じるのは、先進国と括っている国々が、他の国々の時間、労力、そして実際にかかる経費を無駄にするということ。途上国が国際交渉の場に参加するのは資金繰りが大変だ。参加国が最初からみんなで協力し合って世界の環境をよりよくしようという意気込みで会議をするのであれば、一度で基本的な提案が出来上がるはず。

謙虚さに欠けている。

ひとつの世界にみんなで生きているという意識にもかなり欠けている。

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by akiko-gf | 2010-01-09 18:59 | way of life