2007年 11月 11日
大切な種 - precious seeds -
「土と平和の祭典」にご参加なさったみなさま、さぞかし楽しい一日となったことでしょう。
新しい出会いにも恵まれたことと思います。事務局のみなさまには本当、ご苦労様でした。ご成功、おめでとうございます!
さて、「土と平和の祭典」は、「種まき大作戦」の一環としてのお祭りで、とにかくみんなで種をまこうよ、というメッセージがこめられているのですが、「種」のこと、みなさんは考えたことがあるでしょうか。
ということで、ちょっと「種」についてお話しようかと思います。
まずはこの写真を見てください。
この写真に写っている真っ青な粒つぶは、カナダで実際に使われている遺伝子組み換えカノーラ(ナタネ)のタネです。染料がついているので、手袋をしないと扱えません。
タネの横にあるのは、遺伝子組み換え検査キットです。リトマス試験紙のようなものです。
カナダでは、遺伝子組み換えカノーラの汚染が広がり、有機栽培のカノーラはなくなってしまいました。
遺伝子組み換えではない一般的なカノーラを探すのも困難だそうです。
『とうもろこし娘』のお話は、大切な「種」のお話ですが、「種」を守り、次世代に伝えていくことも私たちの大事なお役目のひとつだと私は思います。
ところで、一般的に売られている種のほとんどは、品種改良されたもので、F1種と呼ばれています。
従来の品種改良は、育種とも呼ばれ、異なる特性を持つ同じ種類の植物の交配によって行なわれます。おしべの花粉をめしべの柱頭につけて交配を行ないます。それは自然界で自然交雑が起こるのと同じ原理ですが、F1種というのは、例えば、甘いけど色がまだらなにんじんと、色がオレンジ色できれいだけど味が土臭いにんじんを、人間の手で掛け合わせて作った甘くてオレンジ色のにんじんのことです。一般的にF1種は次世代がよく育たないといわれ、一世代のみの存続性のない種と言われています。
遺伝子組み換えの種は、従来の交配とはまったく異なります。
世界に広がってしまった遺伝子組み換えのタネは、大きく分けて二つあります。
1)除草剤を散布しても枯れないように、遺伝子が操作されているもの。
2)虫を殺す毒素が生成されるように遺伝子操作されたもの。
それから、以上2つの特性を両方持ち合わせたものもあります。
遺伝子組み換えのタネをつくる時には、土壌菌やウイルス、大腸菌なども使われます。抗生物質が効かない遺伝子も同時に組み込まれているものもあります。耐性菌のことはニュースでも取り上げられていると思いますが、遺伝子組み換えのタネに、抗生物質耐性遺伝子を使っていることは、耐性菌の問題とも絡めて世界中で問題になっています。
遺伝子組み換えのタネは、同じ種類の植物間の交配ではなく、種の壁を越えた掛け合わせのタネのことです。
除草剤をかけても枯れないカナダの遺伝子組み換えカノーラのタネが日本に輸入され、こぼれ落ち、日本中に汚染が広がっています。
その汚染が広がるのを少しでも防ごうと、日本中の市民が抜き取り作業や汚染調査に参加しています。
「国立環境研究所などによると、菜種の近縁種には白菜、カブ、高菜、からし菜といった野菜がある。これらは組み換えナタネから二百㍍離れていても花粉が飛んで、全体の数%は交雑するとの研究結果がある」。(遺伝子組み換え情報室より)
『とうもろこし娘』の言葉を引用します。
気をつけて、気をつけて
わたしの育つ、豊かな大地を大切にして
わたしは地球の果実
あぁ、わたしは苦しむ
わたしを無駄にしないで
わたしに毒をもらないで・・・・・
遺伝子の組み換えられたタネは、「毒をもられ、苦しんでいるタネ」。
トウモロコシも、ナタネもダイズもコットンも、そしてイネまで、毒をもられてしまいました。
ここで私たちが思い出さなければならないのは、おばあさんの言葉にあった、「この地球を愛し、尊敬することを忘れてはいけないってこと」。この言葉をもう一度、深く心に刻んで、「種」に対する感謝をみんなが取り戻せば、また母なる地球も私たち人間の生存を喜んでくれると私は思います。
種は、信頼のおける種屋さんで購入するか、信頼のおける農家さんから譲ってもらいましょう。
古代種や在来種が、遺伝子組み換えのタネに汚染されないようにするためには、栽培を阻止するしか方法はありません。遺伝子組み換えのタネが使われていることによって、有機栽培の継続が危ぶまれています。試験栽培からも汚染は広がります。みなさんの住んでいる町で試験栽培が行なわれている場合には、地域の人に大切な種についてお話してください。そして、試験栽培も止めるようにしていってください。使用目的が何であれ、遺伝子組み換えされ、毒を盛られて苦しんでいるタネを大地にまくことは、私たちの世代で止めなければなりません。
力を合わせ、これからもみんなで大切な種を守っていきましょう。

さて、「土と平和の祭典」は、「種まき大作戦」の一環としてのお祭りで、とにかくみんなで種をまこうよ、というメッセージがこめられているのですが、「種」のこと、みなさんは考えたことがあるでしょうか。
ということで、ちょっと「種」についてお話しようかと思います。
まずはこの写真を見てください。

タネの横にあるのは、遺伝子組み換え検査キットです。リトマス試験紙のようなものです。
カナダでは、遺伝子組み換えカノーラの汚染が広がり、有機栽培のカノーラはなくなってしまいました。

『とうもろこし娘』のお話は、大切な「種」のお話ですが、「種」を守り、次世代に伝えていくことも私たちの大事なお役目のひとつだと私は思います。
ところで、一般的に売られている種のほとんどは、品種改良されたもので、F1種と呼ばれています。
従来の品種改良は、育種とも呼ばれ、異なる特性を持つ同じ種類の植物の交配によって行なわれます。おしべの花粉をめしべの柱頭につけて交配を行ないます。それは自然界で自然交雑が起こるのと同じ原理ですが、F1種というのは、例えば、甘いけど色がまだらなにんじんと、色がオレンジ色できれいだけど味が土臭いにんじんを、人間の手で掛け合わせて作った甘くてオレンジ色のにんじんのことです。一般的にF1種は次世代がよく育たないといわれ、一世代のみの存続性のない種と言われています。
遺伝子組み換えの種は、従来の交配とはまったく異なります。

1)除草剤を散布しても枯れないように、遺伝子が操作されているもの。
2)虫を殺す毒素が生成されるように遺伝子操作されたもの。
それから、以上2つの特性を両方持ち合わせたものもあります。
遺伝子組み換えのタネをつくる時には、土壌菌やウイルス、大腸菌なども使われます。抗生物質が効かない遺伝子も同時に組み込まれているものもあります。耐性菌のことはニュースでも取り上げられていると思いますが、遺伝子組み換えのタネに、抗生物質耐性遺伝子を使っていることは、耐性菌の問題とも絡めて世界中で問題になっています。
遺伝子組み換えのタネは、同じ種類の植物間の交配ではなく、種の壁を越えた掛け合わせのタネのことです。
除草剤をかけても枯れないカナダの遺伝子組み換えカノーラのタネが日本に輸入され、こぼれ落ち、日本中に汚染が広がっています。

「国立環境研究所などによると、菜種の近縁種には白菜、カブ、高菜、からし菜といった野菜がある。これらは組み換えナタネから二百㍍離れていても花粉が飛んで、全体の数%は交雑するとの研究結果がある」。(遺伝子組み換え情報室より)
『とうもろこし娘』の言葉を引用します。
気をつけて、気をつけて
わたしの育つ、豊かな大地を大切にして
わたしは地球の果実
あぁ、わたしは苦しむ
わたしを無駄にしないで
わたしに毒をもらないで・・・・・
遺伝子の組み換えられたタネは、「毒をもられ、苦しんでいるタネ」。

ここで私たちが思い出さなければならないのは、おばあさんの言葉にあった、「この地球を愛し、尊敬することを忘れてはいけないってこと」。この言葉をもう一度、深く心に刻んで、「種」に対する感謝をみんなが取り戻せば、また母なる地球も私たち人間の生存を喜んでくれると私は思います。
種は、信頼のおける種屋さんで購入するか、信頼のおける農家さんから譲ってもらいましょう。
古代種や在来種が、遺伝子組み換えのタネに汚染されないようにするためには、栽培を阻止するしか方法はありません。遺伝子組み換えのタネが使われていることによって、有機栽培の継続が危ぶまれています。試験栽培からも汚染は広がります。みなさんの住んでいる町で試験栽培が行なわれている場合には、地域の人に大切な種についてお話してください。そして、試験栽培も止めるようにしていってください。使用目的が何であれ、遺伝子組み換えされ、毒を盛られて苦しんでいるタネを大地にまくことは、私たちの世代で止めなければなりません。


by akiko-gf
| 2007-11-11 19:06
| GMO

