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みんな何かできる - everyone can -

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「ひとりで全部はできないけれど、みんな何かができる」を、モットーに、気候変動(地球温暖化)に関するプロジェクト KlimatVardag が始まった。私が住んでいるスコーネ県の予算で立ち上げた一年間のプロジェクトだ。

最初の計画では、公務員の家族のみを対象にする予定だったようだけど、人が十分に集まらなかったために、公務員以外の一般家庭も対象になって、私も一家族として参加することになった。一人暮らしから大家族まで、参加家族の構成は様々。

まぁ、県のやることだから、半分くらいはポーズ(うちの県はこんなことをやりましたって年報に書けるから)かなっていう気がしないでもないけど、現状についての話が聞けたりする機会があるし、他の参加家族についても興味があるから参加してみることにした。

最初のミーティングに参加して思ったのは、新しいことは何もなくて、私自身はすでに当たり前のこととして実践していることばかりだったから、このプロジェクトからすごく新しいことを学べるっていう期待はないけど、他の人たちがどのように環境とかに配慮して実際に暮らしているのかを知ることができるいい機会かもしれないから、続けて参加することにした。でも残念ながら次の地域ミーティングは、私のヨガと重なっちゃうから参加しないつもり。

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スコーネ県のみんなが有機飼育の牛乳を選ぶようになったら、65000頭の牛たちが自然に生きられるって言う数字があるらしい。

有機マーク(スウェーデンの認証マークはKRAV)のついた牛乳は、有機栽培されたえさを食べたり、夏の間は外で草を食んだりしている牛の牛乳ってこと。子牛も生まれてから最低12週間は牛の群れと過ごせて、本物の牛乳を飲める。有機飼育の牛たちはストレスの少ない環境で生きられる。

私はそれほど乳製品は使わないけど、買うときにはできるだけ、Hjordnära の乳製品を買っている。これは隣接する7つの有機農場からだけの牛乳で作っている乳製品。スコーネ県じゃないのが残念だけど、でも小さな有機農家さんたちは応援したいから、今はHjordnäraを選んでいる。買うのは、ヨーグルトとフィルミルク(酸っぱい牛乳とヨーグルトの間みたいな製品)。

スコーネにもそんな農家さんグループができたらいいなと思う。このプロジェクトにそういう案も出そうと思うし、あとは、もちろん、スコーネにGMOフリーゾーンをもっと作りたいとも思っている。
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さて、どうなることやら。プロジェクトが中身のない見掛け倒しのポーズのみに終わらないように、できることはやってみようと思う。
by akiko-gf | 2010-01-31 10:22